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“Honey,it is my home”

その他

2022/03/31 公開

1987年鳥取県生まれ、東京都在住。2015年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。彫刻という表現形式を問いながら、彫刻・映像・3DCGなど多様なメディアを用いて、目には見えない現代の社会の構造やそこで生きる人々の意識や欲望を視覚化している。2016年からは、世界中の人々がインターネット上にアップロードしている匿名的な画像を素材として、インターネット以降のモノや身体のあり方を彫刻する「Photo Sculpture」を継続的に制作している。
“Honey,it is my home”は「労働」や「資源」という観点から制作した。

作家井田 大介の実家である鳥取県日吉津村(ひえづそん)は、全国でも珍しい「人口が増えている村」である。村のリサーチを行い、違った時間軸の中で共通するイメージや隠されている記号的なものを捉え、共通点を抽出し、作品として表現した。
日吉津村の人口が増えている要因の一つとしては大型商業施設や工場が建つことにより、日吉津村出身ではない人が入ってきたことです。
人口が増えた影響で、元の住人が昔からやってきていたこと(伝統行事)が行い難くなっている側面があり、それを表現しました。

他に、鳥取県をはじめ山陰は大国主(おおくにぬし)を祭っている神社が多いが、この地域はなぜか天照大御神(あまてらすのおおみかみ)を祭っていたりする。
もしかしたら日吉津村にいた人も、外から来て文化を作ったのかもしれない。
そうした元からのもの、外から入ってきたものという部分を作品として表現した。

※動画作品の中で使用している霧吹き(水)は、ハチを落ち着かせるためのものです。


デカメロン

デカメロンは2020年、新宿・歌舞伎町の中心地に開廊。同店は、1348年からヨーロッパで猛威を振るったペストの様子を克明に綴ったボッカッチョによる物語集『デカメロン』を店名に冠した。
2階には展示スペースが設けられ、1階のコミュニティースペースでは展覧会鑑賞前後の交流場としての機能を果たす。21年4月にはギャラリースペースの増床を行い、若手作家を中心に展覧会を実施している。
22年のコンセプトは「細胞死(ネクローシス/アポトーシス)」とし、10名の作家で構成。本年の試みは通底していた問題意識に対してひとつの区切りをつけることでもあり、また新たな問題を浮かび上がらすことになるという。
取扱作家は、飯田竜太、青柳龍太、関川航平、小泉明郎、オヤマアツキ、小山渉、鳥井祥太、袁方洲(ユアン・ファンジョウ)、秋山佑太、渡邊拓也、オル太、原田裕規、井田大介。

[所在地]
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-12-4
[WEB]
https://decameron.jp
[SNS]

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